きらきら


日常は退屈で、淡々と過ぎ去っていくものだった。
闘うのは楽しい。しかし、それは記憶に残ることはなく、1日が過ぎてまたいつもの日常が始まる。

単調な日々に変化をもたらしたのは、間違いなくあの子だ。
それは強烈に、鮮明に、僕の記憶に割り込んできた。


嬉しい時は笑って、嫌なことがあれば目に見えて落ち込み。
ころころと変わる表情が興味深くて、もっと見ていたいと思うなんて。

初めて肌を重ねた時は、顔を真っ赤にしてがっちがちに緊張してたっけ。あれは小動物みたいでかわいかったな。


いつの間にか、あの子がいることが当たり前になっていて、1日1日が色濃く焼き付いていった。
君と過ごした日々の全てが、きらきらと輝いている。

世界が変わったなんて、まさか言葉にするとは思わなかったよ。
ああ、懐かしいな。


今日もまたスーツを纏い、任務を遂行し、単調な1日を過ごす。

とうの昔に、輝きは失われた。

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